歯磨きをすると口の中がサッパリした感じがするというのは、誰でも経験したことがあるのではないでしょうか。それは、ほとんどの人が使用していると思われる「歯磨き粉」の成分のせいと言えるでしょう。その証拠に、朝起きた時までそのサッパリ感は継続していないのではないでしょうか。よく、寝起きの口の臭いや不快感が嫌で気になるという話を耳にします。これは、薬品によって一時的に口の中が洗浄されただけであるからと言えるでしょう。寝ている間に、除去しきれなかった細菌は、これまた除去しきれなかった食べカスなどを餌に、どんどんプラークを作っていきます。そして、朝を迎える頃には口内環境はひどいものになっていると言う訳でしょう。歯磨きをきちんとしているのにあんまりだ!と思う方もいるでしょう。しかし、その歯磨きの方法を少し変えるだけで、これは簡単に改善できるとしたらどうでしょう。歯磨きをきちんとしている方にはずるく聞こえてしまうかもしれませんが、実は一生懸命磨くより、歯ブラシをくわえている時間を伸ばすだけで改善されると言われています。これは、唾液の効用を活用すると言う考え方で、ブラッシングも投げやりでは困りますが、ひとまず唾液の殺菌作用や、洗浄作用を十分に引き出してから就寝すると言うことが重要と言えるでしょう。騙されたと思って、テレビを見ながらでも良いので、とにかく歯ブラシをくわえている時間を延ばしてみてください。目覚めた時のサッパリ感は、歯磨き後のサッパリ感と変わらないことが実感できるでしょう。それが感じられたらこっちのものです。毎日好きなことをしながら「スッキリ」を手に入れられるなら、それに越したことはないですよね。歯医者さんの教えは一旦忘れて、チャレンジする価値はあると思います。