親知らずの歯は、抜いた方が良いなどと言われているのはどうしてでしょうか?そもそも、どうして、親知らずなどと呼ばれる、歯が生えてくるのだろうかと疑問に思う人もいるかもしれませんが、その理由に関しては、定説は未だみつかっていないようです。では、なぜ、親知らずは抜いたほうが良いなどと言われてしまうのでしょうか?人の永久歯は32本、そのうちの4本が「親知らず」であると言われています。上の歯、下の歯の奥に向かって8番目の歯が、一般的に親知らずと言われている歯なのですが、場合によっては、表面上に現れていない事もありますし、きちんとした位置に生えていない事もあります。親知らずは、比較的、自由な生え方をする歯なのですが、生える出す年齢も10代後半~20代前半であるので、だいぶ他の歯から比較すると遅い出番の歯でもあるのです。遅れて登場する親知らずは、その不格好な生え方などが問題となるポイントでもあるのです。他の歯と同様に、歯が整列するような歯並びであれば良いのですが、親知らずは、様々な方向に向かって生えてくる事がありますので、そのような生え方の場合に、歯磨きをしても、食べ物のカスが溜まり易くなり、虫歯になりやすいといった問題点があります。また、親知らずは抜いてしまっても咀嚼には、支障がありませんので、一般的な考えの中では、親知らずは抜きましょうという考えが浸透しているようです。歯科医によっては、親知らずの生え方に問題点が、みられないので、そのまま抜かずにおきましょうと判断する先生もいますが、奥の方歯まで、ハブラシがうまく届かない場合、歯の磨き残しが虫歯の原因や歯周病の元となり兼ねないので、念の為、抜きましょうと判断するドクターもいるようです。口の形状は、千差万別でありますので、親知らずの温存に関しては、一概には、述べられませんが、かかりつけの歯科医と十分な話し合いの上、納得した形で治療にのぞみましょう。