虫歯の進行度がC₂でも、C₃に近いところまで進んでいると歯髄が炎症を起こしている事があります。そうなると歯髄を保護する治療が必要です。以前は歯髄を除去する「抜髄」を行うのが一般的だったと言えます。しかし現在は、できるだけ歯髄を残す努力をする歯科医師が増えてきました。歯髄を保護する治療は「覆髄」と言い、「直接覆髄」と「間接覆髄」があります。直接覆髄は、虫歯部分を削れば象牙質がなくなって歯髄が露出する時に取られる方法です。露出した歯髄に、象牙質の再石灰化えお促す水酸化カルシウム製剤などの薬をじかにつけ、歯髄が新しい象牙質で再び覆われる事を狙っています。一方の間接覆髄は、虫歯部分を削っても歯髄が露出しない場合に行われます。残っている象牙質を水酸化カルシウム製剤やCRで覆い、象牙質が硬くなる事を期待します。虫歯を削ると歯髄が露出しそうな時は、「歯髄温存療法」が検討されます。間接覆髄を応用した方法で、あえて虫歯を少し残して削り、象牙質が歯髄に蓋をしている状態にして、その上に薬や材料を詰めて封をします。こうして虫歯で柔らかくなった象牙質の再石灰化を試みるのです。3か月ほど経ってから封を開け、象牙質が硬くなっていたらCRなどで塞ぎます。硬度が足りない場合はもう一度封をして、更に数か月待ちます。治療にかかる期間は長くなりますが、歯髄を守る為にやってみる価値のある治療だと言えるでしょう。
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進んだ虫歯治療には「歯髄温存療法」も
投稿日:2021年10月13日 更新日:
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