「歯の矯正治療中ですが、治療の長期的な予測ができず、不安に感じています。」というもの。治療の方法や期間の目安については、治療開始前の診断時に説明があるのが普通です。このタイミングで気になることはしっかり質問し、不安な点は解決しておくのが良いでしょう。治療期間が延びる原因としては、最初の咬み合わせや歯並びの状態にもよりますが、およそ次のような事が考えられます。きちんと通院していない、指示されたように歯を動かすゴムをかけない等、患者さんの非協力な状態によって治療が進まないと言うケース。アレルギー性鼻炎、扁桃肥大などで口呼吸を行い、舌で歯を押す癖が出て、咬み合わせや歯並びが安定しないケース。矯正歯科医ではない専門外の先生にかかっている。このような事情がなく、治療期間が予定より伸びている場合、最初の診断に何か問題がある場合もあるかもしれません。その場合はまず、担当医に聞いてみるのが良いかと思います。