歯の神経まで虫歯が進行してしまっている場合は、歯の神経の治療を行うことになる。歯の痛みを感じてしまっている場合、典型的なパターンがある。その痛みの症状によって、原因となる状態がある程度しぼられる。
痛みを種類わけしてみると、水がしみるが5分以内に落ち着く。何もしていなくても痛い。眠れないほど痛い。噛むと痛い。熱いもの・冷たいもので5分以上痛む。神経を抜いた歯を押すと痛い。痛み止めが効かず眠れないくらい痛む。どこが痛いかわからないが鈍く脈を打つように痛む。歯茎が腫れたような感じがある。などがある。
歯根の消毒をした場合、2〜3日で痛みが出てしまう事がある。これは、歯根の内部の痛みではなく、歯根の外にある神経の痛みである事がほとんどである。しかし、この痛みは一時的なもので、すぐに落ち着くので心配はいらないだろう。歯根の先に増殖している細菌を刺激した時に、一時的に起こる炎症なので,しっかりと消毒をしていれば2〜3日で落ち着くようだ。
歯根の先に炎症が起きると、歯根の先を超えて骨が溶け始める。噛んだ時に痛みが出たり、何もしてなくても痛いことがある。普通、歯根の中を完全に消毒をすると炎症は引く。しかし、歯が折れてしまっていたり、菌が歯根の外に出てしまっている場合は、外科的な方法を取ることになる。
歯根の再治療の成功率は、ほぼ半数強といわれている。歯根の内部は細かい神経が張り巡らされているので、その内部を完全に消毒をすることが難しい場合が現実である。ただ、治療の成功率を上げるために、薬をしっかりと歯根の中に入れて、細菌の増殖を抑えるようにし、細菌が増殖する隙間をなくすことが重要である。
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虫歯の治療 その4
投稿日:2019年2月5日 更新日:
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