歯医者さんにも流行がある？

一般の方が「最新の医療」と耳にすると、必然的に「自身にとって良いものである」という考えを抱くのは当然なのではないでしょうか。これは、常に時代は「より良いもの」に向かって動いていると誰もが信じているからと言えるからではないでしょうか。もちろんそれは否定できるものではありません。しかし、その「より良いもの」であるとされるものが一体誰のために進んでいるのか、また、何のために進んでいるのか、という点をうやむやにしてしまっては、本当の「より良いもの」としての実感を得られないというのが本当のところではないでしょうか。歯医者さんも同じです。近年、インプラントやアタッチメント、審美歯科といった最新の医療が発達していると言われていますが、これは本来の「治療」といった側面からみると、果たして歯のために必要なことと言えるのかという疑問にぶつかるのではないでしょうか。近年見られる歯医者さんの傾向として、時代に乗り遅れないように技術に飛びつくという姿勢が見られるようになってきました。これは、とても悲しいことですが、慈善事業でもないので否定もできないというところが本当のところではないでしょうか。かといって「最新技術」という言葉に甘え、患者さんの歯を安易に削ったり、人口の歯を着けて「治療」とする傾向には疑問を感じます。歯を削ることは、歯を傷つけることとイコールであり、つまりは歯の命を短くするということが言えるでしょう。この常識を軽視するということは、歯科医療の本質から外れたものとして考えても良いでしょう。歯医者さんを見極めることも、歯の健康維持には欠かせないポイントなのではないでしょうか。